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リセッション【recession】の意味
リセッションとは、
景気が下降している状態
のことをいい、好景気ではなくなり生産活動の低下や失業率の上昇など不安定な状態になります。さらに進行すると不況となります。
景気には生産活動が活発になる「拡張期」と調整局面である「後退期」が順番に繰り返し現れます。景気のピークを「山」、最悪期は「谷」と呼ばれ、山から谷に向かって悪化する局面がリセッションとなります。
景気の状態を示す用語は4種類あり、それぞれ以下の名称と定義となります。
- 好況:景気が良い、株価は右肩上がりの傾向
- 後退:景気が悪くなる、株価は下がる傾向(リセッション)
- 不況:最も景気が悪い状況、株価は低調
- 回復:不況から好景気へ変わる、株価は再び上昇傾向
この上から下への流れを景気循環といい、一般的に3年~5年で循環しています。景気拡大期(回復から好況)は2年~3年かかるのに対して、景気後退は1年~2年というスパンで流れています。
アメリカでは,四半期ごとのGNPが2四半期連続して前期を下回るとリセッションになるという原則がありますが,日本には明確な定義はありません。