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メタ認知【metacognition】の意味
メタ認知【metacognition】とは、
自分が物事を認知している状態を、客観的に認知し、自身を制御できている状態
のことをいいます。
「メタ認知」は、アメリカの心理学者ジョン・H・フラベルというが1970年代に定義した概念で、もとは認知心理学で使われていた用語です。
メタ認知の「メタ」には、「高次の」という意味があり、自分が認知している記憶や思考、学習したことなどを「高次の」(=メタ)視点から認知をするという意味になります。
「認知していることを認知すること」、つまり自分が何かをしているときに、自分の中のもう一人の自分が冷静に状況を把握し、感情から生まれてしまう言動を調整したり、制御できたり、物事を判断できている状態のことです。
そういった自分自身を客観的に認識する能力を「メタ認知能力」と呼び、このメタ認知能力が身に付いていると、自分自身の思考や行動を正しく理解することができるため、ビジネスマンには必須の能力といえます。
メタ認知の他にも「メタ思考」と呼ばれることもあります。